看護師の転職では情報収集がキモになる!

看護師は、社会的に高く評価されている医療職のひとつですが、ハードワークの現場が多く、育児や家事との両立が難しいことから、慢性的な人材不足の状況にある現場が目立ちます。そうした中、キャリアを活かした転職を意識したときには、求職中に労働環境が良いところを見極めることが肝心です。

例えば、夜間や土日祝日などの勤務がある総合病院の病棟では、患者やスタッフの人数によって、一人あたりの看護師の業務量が多くなったり、専門的な知識や技術が求められたりすることがあります。また、看護師の離職率の高い医療現場においては、新人の教育が疎かになっていたり、スタッフ同士のコミュニケーションが上手くいかなかったりするところも少なくありません。そのため、看護師が安心して働ける職場を見つけるためには、数ある医療機関の中でも経営状態の良いところや、スタッフの研修制度に力を入れているところを探すことが大切です。

各医療機関における看護師の労働環境の改善に向けた取り組みは、公式ホームページや求職者向けのパンフレットなどに詳しく掲載されている場合が多いようです。したがって、スムーズに就職先を選ぶにあたっては、早い段階から興味のある病院やクリニックの取り組みを調べる必要があります。

また、その他、労働環境の良し悪しについては、就職後に初めて分かることもありますが、職場選びに失敗をしないために、転職サイトを活用するという方法もあります。多くの転職サイトには、業界に精通しているキャリアコンサルタントが在籍しているので、カウンセリングを受けて、自分が求める職場環境や条件、キャリアデザインになどについて相談することをオススメします。